資格が必要な職業であれば、その勉強や試験料などのお金がかかります。
外国人に日本語を教える日本語教師だと、1から目指したとしてどれくらいの費用がかかるのでしょうか。今回はそこを調べてみました。

日本語教師になるためのルート

日本語教師として働くには主に「420時間の専門教育」か「日本語教育能力試験合格」か「大学での専攻」が必要になります。
大学の場合、国立大学で約460万円、私立の4年制大学だと約680万円かかるようです。
社会人になっていれば、通う時間も取れないと思いますしコストパフォーマンスで見ても、最も悪いと言えるでしょう。

リスクをとるかどうか

大学は無理だとして、試験を受けるか420時間のカリキュラムを受けるかですが、試験を受ける場合、独学で勉強して受けるという手段も取れます。
今ではネットを活用して勉強方法を調べることもできますから、この場合受験料の1万600円で日本語教師になることが出来るでしょう。
同じ試験を通過する方法でも、試験対策の短期講座や通信教育を受けた場合にはだいたい12~15万円ほどかかるのだそうです。
ただし試験に落ちたら、次の試験まで1年あるうえに、もう一度受験料を支払う必要があります。
420時間カリキュラムの講座を受けた場合、受講終了で日本語教師への道が開かれますが、60万円前後の受講料がかかります。
また1年間という時間もかかります。

金額よりも時間の方が問題か

現在就職している人だとしたら、大学に入学するわけではないのであれば、どのルートを通ったとしても決して払えないという金額ではないでしょう。
むしろ、勉強するための時間をどのように確保するのかが問題になるでしょう。
試験の合格率は20%強ですから、付け焼刃でどうにかなるものでもありません。