外国人に日本語を教える、日本語教師をご存知でしょうか。これだけを聞いたら、日本語は話せるのだから、自分にもできるのではないかと思う人が沢山いるかもしれません。
しかし、日本語を話せるだけで教師になれるほど、甘くはないのです。

日本語教師が持っておきたい能力

日本語を教える能力は当然であり、日本語教師になる前段階で測られる資質ですから、横に置いておきます。日本語教師として、まず日本の歴史や文化、マナーといった部分まで知っておく必要があるでしょう。
日本にいる外国人に教える場合にはもちろん、外国で教える場合にも、学習者は日本で何かをすることを目的としているはずですから、日本での生活で不自由しない程度の知識は教えてあげる必要になります。
それから、学習者の国の文化なども理解しておきましょう。
満足のいくレッスンを行うには、日本と相手の国との違いを理解しない事には難しいです。
また最低条件として、根気強く教えられるかというものがあります。
発音練習から始める人もいますが、日本人にしてみれば今更だと感じることもあるでしょう。それでも、根気強く付き合っていけるかどうかは、日本語教師として大事になります。
最後に英語の能力ですが、絶対に必要だとは言いませんが、生活が出来る程度に稼ぎたいと思ったら、出来るに越したことはありません。
募集要項として英語能力を求めているところもありますから、それだけ働ける範囲が広がることになります。

日本語を話せる＋αの努力

日本語を不自由なく話せるという段階で、誰しもがプロになれる資質があると言えるのは確かです。しかし、プロになろうと思ったら、そこからさらに努力をしなくていけません。
努力が出来る事こそが、必要な能力かもしれませんね。